01.22.12:44
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05.09.22:37
ペグについてのアレコレ その2 ~クロス打ち編~
その1からのつづき
ペグに加わる力は常に1方向であるとは限らない。
90度にペグを打ち、45°方向に張り綱を引いたとする。
まあ普通の風ならば良いが、突風などによりタープを下から吹き上げるような状態で風が巻いたりした場合、ペグを引く方向が45度から60度とかに煽られる場合がある。
そうなるとピンペグやソリステでも短いものだとちょっと不安だ。
むしろ普段バカにされがちなプラペグが良く効いたりする。
(らしい・・持ってるけど実は使ったことがない)
強風対策としてペグをクロスに打ち込む方法があるが、これについても少し考えてみた。
これが一般に良く言われているクロス打ちだろう。
確かにコレも地面に対し45度だが、力方向(張り綱)に対し45度ではなく、クロスさせた合力のベクトルでは垂直に打ち込んでいるのと同じになるのでコレは良いかもしれない。
しかし45度同士でやると、やはり垂直で打つよりもどうしても深さは浅くなる。
すると、下からの巻き上げにより上方向に引かれた場合、土が上方向に崩れることになるので、45度でクロスさせるよりも60度くらいでクロスさせると、より深く挿せ、土も崩れづらくなり、クロスで打ち込むことによる土中の表面積の倍化は変わらずに効果は得られるのでよりベターであろう。
→
次にこんな場合はどうだろう。
これは従来から言われている45度打ちを普通に行い、風が出てきたからと補強にクロスしてもう1本打ち込む方法だが、これは一番ダメダメだ。
その1の角度編で述べているように、45度に打ち込んだことで、土が崩れやすい状況にある。
それを防止するために更に直角に打つ、つまり張り綱と同じ方向になってしまう。
これでは交差させたペグは一番抜けやすい方向になっている。
どうせやるならここで垂直打ちを組合わせるのが良いだろう。
補強に打つペグを垂直に打てば、45度打ちと90度打ちの利点を両方得られる。
以上クロス打ちについてでした。
せっかく作ったんで余り物の絵も載せておこう・・・
予想外に3部構成になりました。
つづく!
その1(角度編)へ戻る
その3(形状編&最強のペグは?)へ進む
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